欧州終戦75年 独大統領、コロナとの闘いで「さらなる協力」訴え
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【5月8日 AFP】第2次世界大戦(World War II)の欧州における終戦から、8日で75年を迎えた。ドイツで行われた記念式典で、フランクワルター・シュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)大統領は、新型コロナウイルスに打ち勝つためにも、世界各国は過去を教訓に協働していかなければならないと訴えた。
ナチス・ドイツ(Nazi)が連合軍に無条件降伏した5月8日は、今年だけ首都ベルリンの祝日に指定された。とはいえ新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けて、各行事の規模は縮小された。
シュタインマイヤー大統領は市内で行われた厳粛な式典で「われわれドイツ人にとって、『もう二度とない』という表現は、『もう二度と独りではない』ことを意味する」と述べた。
「もしこのパンデミックの最中とその後に、欧州を一つにまとめることができなければ、われわれは5月8日の精神に至っていないことになる」と指摘した。
その上で、「パンデミックとの闘いにおいても、世界中でより多くの協力を期待する」と呼び掛けた。(c)AFP