【5月8日 AFP】イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に所属する韓国代表のFW孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)が8日、母国での3週間に及ぶ基礎軍事訓練を終了し、訓練生の中で成績上位5人に選ばれた。

 韓国の健康な男子は全員、約2年間の兵役に服すことが義務付けられており、130万人の北朝鮮軍に対する韓国軍60万人強の大部分を占めている。

 しかし、2018年の第18回アジア競技大会(18th Asian GamesAsiad)で金メダルを獲得した孫は、兵役を免除されており、3週間の基礎訓練と約500時間の社会奉仕活動に参加すれば義務を果たすことができた。

 孫は4月に済州(Jeju)島の海兵隊に入所して基礎訓練に臨んだ。海兵隊の広報は孫について「戦争倫理学や安保教育を含む、あらゆる分野を見事にこなした」と話し、訓練生157人の中で上位5人に選ばれたと明かした。

 フェイスブック(Facebook)に投稿された写真にはファンから多くの「いいね!」や祝福メッセージが寄せられ、ある海兵隊の退役軍人は「彼は真のワールドクラスだ。私は孫興民の熱狂的ファン」とコメントしていた。(c)AFP