【5月8日 AFP】スペイン1部リーグのCDレガネス(CD Leganes)を率いるハビエル・アギーレ(Javier Aguirre)監督は7日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって3月から中断されている同リーグが6月20日に再開し、7月26日に閉幕する予定だと明かした。リーグ側はアギーレ監督の主張を認めていない。

 アギーレ監督はリーグ戦の再開案を正式に伝えられたと、スペインのスポーツ紙マルカ(Marca)のメキシコ版に語った。

 中断が決まった際、下から2番目の19位に沈んでいたレガネスのアギーレ監督は「われわれはすでに再開日を知っている。ラ・リーガは6月20日に始まり、5週間後の7月26日に正式に終了する」とコメントした。

「残り11節を土曜日と日曜日、水曜日と木曜日に分けて行う」

「ラ・リーガから正式に通達されたばかり。すでにトレーニングが予定に入っているし、とてもうれしく思う。幸い検査をパスしたから、あす(8日)から始める」

 リーグ側はアギーレ監督の主張について公式なコメントを発表しておらず、現時点ではクラブでの練習段階を完了させることに専念しているとだけ述べている。

 各チームが制限付きでの練習再開に向けて準備を進める中、選手たちはすでに新型コロナウイルスの検査を受けに戻ってきている。

 リーグ側は無観客試合による今季の完了を提案しており、同国プロサッカーリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス(Javier Tebas)会長は、クラブに約10億ユーロ(約1140億円)の損失が生じると想定される経済的影響を考えれば、シーズンの打ち切りは「選択肢にない」と話している。

 現在の順位表では、FCバルセロナ(FC Barcelona)がレアル・マドリード(Real Madrid)を2ポイント上回って首位に立っている。(c)AFP