【4月12日 Xinhua News】中国で若者のオンライン文化コミュニティーになっている動画配信サービス大手、嗶哩嗶哩(bilibili、ビリビリ)は9日夜、上海市でソニー(Sony)から4億ドル(1ドル=約108円)の戦略投資を受けたと発表した。双方は今後、アニメーションやモバイルゲームなどを中心に幅広い分野で協力していく。

 ビリビリにとって米国上場後、騰訊(テンセント、Tencent)とアリババ(Alibaba)に続く重要な戦略投資を得たことになる。

 協定に基づき、ソニーは傘下の完全子会社を通じて、ビリビリのクラスZ普通株の新株を総額約4億ドルで引き受ける。この取引はまもなく完了する予定で、完了時にはソニーは子会社を通じてビリビリの総発行株の約4.98%を保有することになる。

 双方はこれまでもアニメやゲームなど多くの分野でビジネス協力を続けてきた。ビリビリとソニーの完全子会社アニプレックスは2014年から、アニメの著作権ライセンス契約において協力を重ねており、2016年にはアニプレックスが展開するモバイルゲーム「フェイト・グランドオーダー」(Fate/Grand Order)の中国版の独占代理権獲得を発表した。(c)Xinhua News/AFPBB News