【3月18日 AFP】現役時代にボクシングで世界2階級制覇を果たし、トレーナーとしておいのフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)氏を長く指導したロジャー・メイウェザー(Roger Mayweather)氏が亡くなった。58歳。

 無敗という輝かしいプロキャリアの大半で、ロジャー氏の指導を受けたジュニア氏は、「俺の人生において、おじはリングの内外で最も重要な一人だった」とコメントした。

 糖尿病を患っていたロジャー氏は、約20年間の現役生活でフリオ・セサール・チャベス(Julio Cesar Chavez、メキシコ)氏やパーネル・ウィテカー(Pernell Whitaker、米国)氏と名高い戦いを繰り広げ、スーパーフェザー級とスーパーライト級で世界制覇を果たすなど、通算59勝を挙げた。

 ジュニア氏は「ロジャーは偉大な王者で、ボクシング界で最高のトレーナーの一人だった」と続けた。

「ここ数年の健康状態は残念ながら悪化していたが、彼はこれでようやく安らかに眠ることができる。俺や父のメイウェザー・シニア(Floyd Mayweather Sr.)、おじのジェフ(Jeff Mayweather)、一家全員、メイウェザー・ボクシングジム(Mayweather Boxing Gym)に関わるすべての人々、さらにボクシング界全体にとってロジャーはかけがえのない存在だった」 (c)AFP