【3月1日 AFP】女子テニス、カタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2020)は29日、シングルス決勝が行われ、大会第9シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)が6-3、6-3で第8シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)に快勝し、キャリア通算6勝目を挙げた。

 2018年大会女王のクビトバを破り、3月2日発表の世界ランキングでは11位に上がることが決まった21歳のサバレンカは試合後、今回のタイトルを昨年11月に亡くなった父セルゲイ(Sergey)さんにささげると話した。

 女子テニス協会(WTA)の公式サイトで父の影響について明かしたサバレンカは、「ここまで長い道のりだった。私はすべてをテニスに注いできた」「他のことはそっちのけで、とにかくテニス漬け、テニス一筋だった。シーズン前に一番のモチベーションだった父を亡くした。今は父のためにプレーしている」と語った。

 一方、敗れたクビトバは「アリーナが素晴らしい試合をした」「簡単にやらせてくれなかった。第2セットでは彼女のサービスゲームを破るチャンスが一度あったが、生かすことができなかった」とコメントした。(c)AFP