【2月26日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)は25日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)はパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)を7-6(7-1)、6-1で下した。

 2日前に仏マルセイユ(Marseilles)で行われたオープン13(Open 13 Provence 2020)の決勝でフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)を下したばかりのチチパスは、この日94分で1回戦を突破したが、試合はスコア以上に難しいものだったと主張した。

「疲れていた」「疲労がたまった状態でこの一戦に臨んだ。自分自身に少しいら立っていたが、その体力を温存しなければならないと気づいた。身体面は難しかった」

「冷静でい続け、あまり不満を言わないようにした。後になると間違いなくその体力が必要になってくるはずだから。しっかり呼吸して、ポイントを組み立て、目の前のポイントに集中し、バックハンドから状況を打開することに集中した」

 第1セットで早々にブレークを許したチチパスだったが、タイブレークに持ち込むと、これを簡単に制して勢いに乗り、一方的な展開で第2セットをものにした。

 チチパスは「昨年とは違って自分を限界まで追い込んでいない」と続けた。「試合中の状況や場面に対し、前よりスマートに対応しようとしている」

 前回大会では決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に敗れたチチパスは、ホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)を6-2、7-5で下したアレクサンダー・バブリク(Alexander Bublik、カザフスタン)と2回戦で対戦する。

 気温が29度に達したこの日の1試合目では、第8シードのブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)が4度のマッチポイントをしのぎ、元全米オープン(US Open Tennis Championships 2014)王者のマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)に2-6、7-5、7-6(7-1)で勝利した。

 また、初出場となるドバイ選手権で第4シードにつけていたファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)は、ダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)に6-3、4-6、5-7で敗れ、初戦で姿を消した。(c)AFP/Bill Scott