【2月16日 AFP】19-20スペイン1部リーグは15日、第24節の試合が行われ、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)のゴールで先制したFCバルセロナ(FC Barcelona)は、終盤のヘタフェ(Getafe CF)の猛攻をしのいで2-1で勝利。16日にホームでセルタ(Celta de Vigo)と戦う首位レアル・マドリード(Real Madrid)に勝ち点で並んだ。

 肉弾戦となった一戦でバルセロナは、前半にジョルディ・アルバ(Jordi Alba)が負傷交代。試合後にバルセロナは、アルバは「右の内転筋を負傷しており、追加検査を受ける」とツイートしている。

 25日にナポリ(SSC Napoli)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)決勝トーナメント1回戦を控えるバルセロナは、前線のルイス・スアレス(Luis Suarez)とウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)がけがで長期離脱中となっている。

 バルセロナは33分、リオネル・メッシ(Lionel Messi)の絶妙なスルーパスにグリーズマンが抜け出すと、最後は相手GKダビド・ソリア(David Soria)の上を抜く見事なチップシュートを沈めた。

 グリーズマンは試合後、「ここに7か月いる。フィットし始めているし、(メッシとの)理解を深めつつある」と手応えを口にした。「お互いに慣れてきているので、時間とともに良くなり続けるよ」

 バルセロナは続く39分、アルバに代わって出場したジュニオール・フィルポ(Junior Firpo)のクロスからセルジ・ロベルト(Sergi Roberto Carnicer)がゴール右隅にシュートを決めて追加点をマークした。

 しかしリーグ戦4連勝中の間無失点を続ける3位ヘタフェは、終盤に猛攻を仕掛けてカンプ・ノウ(Camp Nou)を訪れた8万409人のバルセロナのファンが固唾をのんで見守るシーンをいくつか作った。

 ダイレクトにゴールを脅かしたヘタフェは66分、アンヘル・ロドリゲス(Angel Rodriguez)の強烈なボレーで1点を返すと、さらに73分には再びロドリゲスが決定機を迎えたが、バルセロナは守護神のマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)がゴールライン上でボールをかき出した。

 また、16日に予定されていたSDエイバル(SD Eibar)とレアル・ソシエダ(Real Sociedad)の試合は、エイバル(Eibar)近郊の廃棄物集積所の近くで発生した地崩れの影響による大気汚染のため延期となった。両クラブが発表した。

 バスク(Basque)州政府の健康局は、2月6日に起きた地崩れでエイバルの本拠地エスタディオ・ムニシパル・デ・イプルア(Ipurua Stadium)から8キロに位置するサルディバル(Zaldibar)の廃棄物集積所が被害に遭ったため、屋外でスポーツを行わないよう勧告していた。(c)AFP