【1月29日 AFP】サッカーイタリア杯(Italian Cup 2019-20)は28日、準々決勝が行われ、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の復帰によって勢いを取り戻したACミラン(AC Milan)は、この日も4-2でトリノ(Torino FC)との熱戦を制し、ユベントス(Juventus)との準決勝に進出した。

 昨年12月のイブラヒモビッチの復帰以降、目を覚ました古豪は、終了間際に交代出場のハカン・チャルハノール(Hakan Calhanoglu)のゴールで2-2に追いつくと、迎えた延長戦でチャルハノールとイブラヒモビッチがゴールを決め、4強への道を切り開いた。準決勝では、前週の準々決勝でASローマ(AS Roma)を破った前回王者ユベントスと対戦する。

 26日にヘリコプターの墜落事故でこの世を去った米プロバスケットボール(NBA)のスーパースター、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏は、幼少期をイタリアで過ごしたミランファンだった。そのためクラブは本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)の大型スクリーンに「レジェンドは死なず」のメッセージを出してブライアント氏の死を悼み、チームもイブラヒモビッチの復帰後2ゴール目で勝利を決定づけた。

 リーグ戦ではまだ8位にとどまっているミランだが、これで公式戦5連勝、冬季中断明けは6戦無敗とチームの立て直しに成功している。(c)AFP