【2月1日 CNS】中国の工業情報化部は1月19日、「2019年中国ソフト売り上げトップ100社」を発表した。トップ3には、華為技術(ファーウェイ、Huawei)、海爾(ハイアール、Haier)、阿里雲(アリクラウド、Alibaba Cloud)が入った。ファーウェイは18年連続でトップ。

 4位から10位は順に、浪潮(Inspur)、海信集団(Hisense Group)、海康威視(HIKVISION)、小米移動軟件(シャオミ、Xiaomi)、中国銀聯(China UnionPay)、南瑞集団(NARI Group)、京東尚科(Jingdong Shangke)だった。

 アリクラウド、シャオミ、京東尚科の3社は初めてトップ10に入った。

 前回と比べると、トップ100社のうち14社が売り上げ減少や業態変更、収益悪化によりリストから消え去り、これにかわって情報安全、物流知能化、クラウドサービスなどの領域の10社が初めてトップ100入りを果たし、4社が返り咲いた。

 また、ほとんどが中国の17の省・市に分布し、89社が東部の都市に集中している。具体的には、北京32社、広東(Guangdong)18社、上海10社、浙江(Zhejiang)9社、江蘇(Jiangsu)9社などだ。

 トップ100社は産業の上流に位置しており、産業の発展の方向性を見ることができ、特に2種類の企業の業績が目を奪われる。一つはクラウドコンピューティング、ビッグデータと人工知能(AI)の領域で早くに布石を行った企業。もう一つは、中国のAI金融、高度道路交通システム、AIセキュリティーのマーケット始動に伴い、伝統的業界に機能を付加し、ビジネスチャンスにつなげている企業だ。

 イノベーションの面においては、ソフト100社の研究開発費の売り上げに占める比率は平均10.1%で、前回に比べ0.4ポイント増加し、全産業平均より2.2ポイント高くなっている。(c)CNS/JCM/AFPBB News