【1月24日 AFP】ラグビースコットランド代表は23日、「チーム規定に抵触した」ため、SOフィン・ラッセル(Finn Russell)が来月1日に行われるシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2020)初戦のアイルランド戦に出場しないことになったと発表した。

 フランスリーグ・トップ14のラシン92(Racing 92)に所属するラッセルが、同大会の他の試合でプレーするかどうかは不明となっている。

 スコットランド代表の広報は、「SOのフィン・ラッセルは、今週エディンバラで行われたキャンプでチームの規定に抵触したため、罰則としてアイルランドとのシックスネーションズ初戦に向けた準備をこれ以上続けないことになった。彼は所属するクラブに戻った」と発表した。

 英メディアによれば、ラッセルは前夜に飲酒して練習に姿を現さなかったという。

 アイルランド戦のメンバーに選ばれないことを知らされたラッセルは、仏パリに戻ることを決めたとされており、26日から始まる温暖なスペインでのキャンプに臨むメンバーからも外れた。

 来月8日に行われるシックスネーションズ第2節でイングランドをホームに迎え、両国の定期戦カルカッタ・カップ(Calcutta Cup)で3年連続の勝利を目指すスコットランドだが、チームを率いるグレガー・タウンセンド(Gregor Townsend)ヘッドコーチ(HC)は、この大一番に向けた同選手の復帰に対してドアを閉ざしていない。

 2014年に初キャップを飾った27歳のラッセルは、タウンセンドHCのチームにおいて中心選手として頭角を現している。

 ラッセルがシックスネーションズの全試合を欠場することになれば、期待はずれの結果に終わった昨年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)からの立て直しを図っているスコットランドにとって大きな打撃となる。(c)AFP