【1月20日 AFP】19-20イタリア・セリエAは19日、第20節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が2得点を挙げ、ホームでパルマ(Parma Calcio)を2-1で下した。

 2位インテル(Inter Milan)が敵地で下位に沈むレッチェ(US Lecce)と1-1で引き分けたため、首位ユベントスとの勝ち点差は4にまで広がった。

 ロナウドがリーグ戦7試合連続となるゴールを挙げ、前半終了間際に先制したユベントスだったが、7位につけるパルマのFWアンドレアス・コーネリアス(Andreas Cornelius)に高い打点のヘディングを決められ、55分に追いつかれた。

 しかし、パルマに祝福する時間はほとんどなく、ロナウドがパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)のパスに合わせて勝ち越しゴールを挙げると、そのままユベントスが逃げ切った。

 リーグ戦の直近7試合で11点目となり、今季のゴール数を16にまで伸ばしたロナウドは「今夜勝利したのは重要なことだった」「ラツィオ(SS Lazio)が勝ってインテルが引き分けたから、この機会に乗じるのが大切だった」とコメントした。

「パルマは終盤前に出てきたから少し神経質になったが、なんとか結果を手にした」

 インテルは72分、アレッサンドロ・バストーニ(Alessandro Bastoni)のヘディングで先制点を奪い、アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督の地元でもある敵地で勝ち点3を手にするかに思われたが、77分にはマルコ・マンコース(Marco Mancosu)に同点弾を許した。

 リーグ戦直近6試合でわずか2勝しかできていないインテルと4ポイント差となったリーグ8連覇中のユベントスだが、前日の試合でサンプドリア(Sampdoria)に5-1で大勝し、消化試合数が一つ少ないながらも2位にわずか2ポイント差と迫っているラツィオが新たな脅威となっている。

 一方でACミラン(AC Milan)は、FWアンテ・レビッチ(Ante Rebic)が後半アディショナルタイムに決勝ゴールを挙げ、ウディネーゼ(Udinese)に3-2で勝利。ホームで劇的な白星を飾りこれでリーグ2連勝となったミランは、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)の出場圏と2ポイント差の8位に浮上した。

 前週末に行われたカリアリ(Cagliari Calcio)戦で復帰後初ゴールを挙げたFWズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)は、この一戦でサン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)での初先発を飾った。

 ホームのファンの前で自らのゴールを祝うことができなかったイブラヒモビッチだが、名門ミランに自信をもたらしており、チームは同選手復帰後の3試合で7ポイントを手にしている。(c)AFP/Emmeline MOORE