【1月13日 AFP】19-20フランス・リーグ1は12日、第20節の試合が行われ、首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が3ゴール全てに関与したものの、ロベルト・モレノ(Robert Moreno)新監督のリーグ初陣となったASモナコ(AS Monaco)と3-3で引き分けた。

 本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)での試合に臨んだPSGは、ネイマールが開始わずか3分で得点を挙げて先制したが、その後モナコのジェルソン・マルティンス(Gelson Martins)とウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)に連続ゴールを許し、15分までに1-2と逆転を許した。

 それでもチームは、ネイマールがフォデ・バロ・トゥーレ(Fode Ballo-Toure)のオウンゴールを誘発して同点に追いつくと、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が倒されて得たPKをネイマールが決め、前半のうちにリードを奪い返すことに成功した。

 しかしモナコも、イスラム・スリマニ(Islam Slimani)が同点ゴールを奪取。当初はオフサイドを取られたが、ビデオ判定によって得点が認められ、試合はそのまま引き分けに終わった。

 ネイマールは仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)に対し、「自分たちは最高の内容ではなかったが、努力した。良いテストになった。モナコは良いチームだが、こちらの方が勝っているし、それをピッチで見せなくてはいけなかった」と話した。

「最高のサッカーをできていれば勝ち点3が取れたはずだ」「相手の3点目については、確かにこちらのDFに当たっているが意図的ではなかった。とはいえ判定を下すのは審判だ。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)はこういうときのためにあるし、文句はない。自分たちもきょうは完璧ではなかった」

 PSGが今季ホームで勝ち点を落とすのは、スタッド・ランス(Stade Reims)に苦杯を喫した9月の試合以来、これが2回目。一方、昨年末に解任されたレオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)前監督に代わり、モナコを任された元スペイン代表指揮官のモレノ新監督にとっては前向きな引き分けとなった。

 モレノ監督は「大いに満足すべきだろう。選手のことをとてもうれしく思うし、素晴らしい試合をしたことを褒めたい」とコメントした。

 両チームは15日に延期になっていた試合が組まれており、今度はモナコのホームで再び顔を合わせる。(c)AFP/Martyn WOOD