【10月7日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)は6日、プールCの試合が行われ、フランスはトンガに23-21で競り勝ち、準々決勝進出を決めた。

 熊本県民総合運動公園陸上競技場(Kumamoto Prefectural Athletic Stadium)での一戦は激しい試合となったが、フランスは前半にヴィリミ・ヴァカタワ(Virimi Vakatawa)とマンオブザマッチに選出されたアリヴェレティ・ラカ(Alivereti Raka)がトライを決めて勝利を手繰り寄せた。

 対するトンガも気迫のこもったプレーを見せ、フランスを上回る3本のトライを記録したが、イングランド戦とアルゼンチン戦に続いて不安定なパフォーマンスで勝利を逃した。

「またしても苦しい試合となってしまった」と不満な顔を見せたフランスのジャック・ブリュネル(Jacques Brunel)ヘッドコーチ(HC)は、「スタートは良かったが、点差を広げるチャンスで多くのミスをしてしまった。三つか四つのチャンスをふいにして首を絞めた。緊張とミスがあり、後半は特に序盤でコントロールできなかった」と試合を振り返った。

 最終的にはロマン・ヌタマック(Romain Ntamack)の3本のペナルティーゴールが物を言い、勝利を手にしたフランスは、プール最終戦でイングランドとの全勝対決に臨む。準々決勝でフランスは、プールDのウェールズかオーストラリアとの対戦が濃厚だが、同組は数字上はフィジーにも8強入りの可能性がある。

 敗れたトンガのトウタイ・ケフ(Toutai Kefu)HCは、結果について「非常にいら立たしい」と悔しさをにじませた。「今回も良いスタートが切れず、ご覧の通り最後はそれが違いとなった。均衡した時間帯もあった。選手は耐えに耐えた。彼らの頑張りに疑いの余地はない」 (c)AFP/Chris FOLEY