【9月29日 AFP】19-20スペイン1部リーグは28日、第7節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)とアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)のダービーは0-0のスコアレスドローに終わり、レアルが混戦のリーグで僅差の暫定首位を維持した。

 今季まだリーグ戦無敗のレアルは、敵地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)で規律の取れたパフォーマンスを見せて相手に最後まで得点を許さず、内容に見合った勝ち点1を獲得した。

 主将のセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)は、国内テレビ局モビスター(Movistar)に対して「アトレティコとの試合は激しいフィジカル勝負になるし、ここはアウェーチームにとっては非常にハードなスタジアムだ」「スペースがなく、チャンスをつくり出すのが難しかった。それでも勝ち点3を目指していたから、1ポイントではほとんど意味がない」と話した。

 レアルはこれで、快進撃を続ける昇格組グラナダ(Granada CF)、アトレティコと勝ち点1差の暫定首位を守っているが、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)が29日のセビージャFC(Sevilla FC)戦に勝利すれば首位の座を奪われる。リーグ戦は現在8位のセビージャからレアルまでわずか勝ち点5差と、混戦が続いている。

 FCバルセロナ(FC Barcelona)は同日、ヘタフェ(Getafe CF)との激しい試合に2-0で勝利し、レアルと勝ち点2差の暫定4位に浮上した。

 バルセロナは41分、守護神マルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)の1本のパスに抜け出したルイス・スアレス(Luis Suarez)が先制点を決めると、後半開始直後にもジュニオール・フィルポ(Junior Firpo)が追加点を挙げ、4月以来となるアウェーでの白星を挙げた。

 チームを率いるエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は「アウェー未勝利の騒がしい状況から抜け出すためにも、この試合は重要だった」「前半は良いプレーができなかったが、リードを奪った後は相手にほとんどチャンスをつくらせなかった」とコメントした。(c)AFP