【9月27日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)に所属するDFのロブ・ホールディング(Rob Holding)は、キャプテン5人制を再構築したいと考えているウナイ・エメリ(Unai Emery)監督が、キャプテンを誰にすべきか選手に投票させたと明かした。

 エメリ監督は昨季チームを率いてからキャプテン5人制を導入したが、当初のメンバーからはローラン・コシールニー(Laurent Koscielny)、ペトル・チェフ(Petr Cech)氏、アーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)がチームを去った。

 今季のプレミアリーグではこれまでMFグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)がキャプテンマークを巻いているが、主将としての役割を周囲に納得させられておらず、勝利を収めた前週末のアストン・ビラ(Aston Villa)戦ではホームのファンからやじを浴びせられた。また、エメリ監督が当初選んでいた5人のメンバーで、現在チームに残っているもう一人のメスト・エジル(Mesut Ozil)は出場機会を減らしている。

 ホールディングによれば、エメリ監督は先日、控室でキャプテンの投票を行ったという。

 ホールディングは「監督はキャプテンの5人制を気に入っている。先週投票をした。誰が選ばれるかはそのうち分かる」と話した。

「ただ名前を書いて、それをエメリ監督に手渡しただけ。彼はそれをしっかりと検討して発表することになる。そのうち分かる」「(いつ発表になるかは)分からないが、お互い協力し、励まし合うチームにはリーダーがたくさんいるもの」

 アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)前監督の時代から、アーセナルはリーダーシップが欠如していると繰り返し批判されてきた。

 ホールディングはキャプテンに選んだ選手を明かしたくないとしながらも、ジャカを「偉大なリーダー」と評し、新たに加入した経験豊富なDFダビド・ルイス(David Luiz)がもたらしている影響を称賛した。

 アーセナルには批判する人が思っているよりも多くのリーダーがいるかと問われたホールディングは、「それは確かだ。トレーニングを見れば分かる。ダビド・ルイスの溶け込み方や、チームの前に立った時の話は見事なんだ」と答えた。(c)AFP