【9月26日 AFP】米国柔道連盟(USA Judo)は25日、2020年東京五輪での活躍が期待されていたジャック・ハットン(Jack Hatton)が急逝したと発表した。

 24歳のハットンは2018年4月、トルコのアンタルヤ(Antalya)で開催された柔道グランプリ男子81キロ級で銀メダルを獲得している。

「非常に心苦しいが、米国柔道連盟は米国柔道代表チームのメンバーであるジャック・ハットンが急逝したことを発表する」「ハットン一家、ジャックのチームメートとコーチ、その友人たちに心からお悔やみを申し上げる。ジャックは米国のトップ選手の一人であり、世界中で開催された様々な大会で米国柔道に複数のメダルをもたらした」

 なお、連盟は死因を明らかにしていない。

 先月下旬から今月上旬まで東京で開催された世界柔道選手権(World Judo Championships 2019)が自身最後の大会となったハットンは、直近の世界選手権3大会でいずれも2回戦に進出。8月にペルーのリマで行われたパンアメリカン競技大会(2019 Pan American Games)では、3位決定戦に進んだものの敗れていた。

 ハットンは、1999年の世界選手権男子73キロ級で金メダルに輝き、1996年のアトランタ五輪と2004年のアテネ五輪で銅メダルを獲得したジミー・ペドロ(Jimmy Pedro)氏に師事していた。(c)AFP