【9月17日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)のQBベン・ロスリスバーガー(Ben Roethlisberger)が、シアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)との一戦で右肘を負傷し、今季絶望になったことが16日に分かった。

 スーパーボウル(Super Bowl)で2度の優勝を誇る37歳のロスリスバーガーは15日に行われたこの試合の前半、パスを出した後に右肘をつかんだ。ホームのスティーラーズはこの一戦に26-28で敗れている。

 スティーラーズのマイク・トムリン(Mike Tomlin)ヘッドコーチ(HC)は、ロスリスバーガーが同日にMRI検査を受け、手術が必要であることが判明したとし、発表の中で「手術は今週中に行われる予定」「彼は故障者リスト入りし、シーズンは終了になる」と語った。

 2017年に引退を検討するも、結局現役続行を決断したロスリスバーガーは、けがからの復帰を約束した。

 2006年と2009年にスティーラーズをスーパーボウル優勝に導いたロスリスバーガーは、「シーズンの大半を棒に振ることになったのはショッキングで、胸が張り裂けそうだ。多くの人を失望させたような気分」と話した。

 NFLで殿堂入りしているディオン・サンダース(Deion Sanders)氏は先週、ロスリスバーガーが今季終了までに引退するだろうと予想していた。しかし、スティーラーズの象徴的選手であるロスリスバーガーは、復帰して2021年までとなっている契約を全うしたいと述べた。

「この困難を乗り越え、これまで以上に強くなって来季戻ってくると決めた」

「スティーラーズはこのオフ、あと3年の契約を約束してくれた。私は自分の契約をしっかりと誇りに思い、スーパーボウル級のプレーでそれに応えたい。この競技やチームメート、スティーラーズというチーム、ファンのことが大好きだし、心の中には与えるべきものがたくさん残っているように感じている」 (c)AFP