【9月8日 AFP】7日に行われたFIA F3選手権(FIA Formula 3 Championship)第7戦イタリアのレース1で、オーストラリアの19歳のドライバー、アレックス・ペローニ(Alex Peroni)のマシンが縁石に乗り上げて宙を舞い、バリアーに落下する大クラッシュが起こった。ペローニは脳振とうを起こし、さらに背骨を折った。

 カンポス・レーシング(Campos Racing)に所属するペローニは、会場となったモンツァ・サーキット(Monza Circuit)のコーナー「パラボリカ」で「ソーセージカーブ」と呼ばれる縁石に乗り上げ、マシンは回転しながら大きく宙を舞い、上下逆さまでバリアーに落下した。

 ペローニは自力でマシンを降り、歩いてその場を離れたが、後に本人がSNSで「大きな事故だった。椎骨が折れ、今は病院で治療を受けている」と明かした。ペローニは「復帰にどのくらいかかるかは分からないが、できる限り早くレースに戻りたい」とも書き込んでいる。

 事故を受けて、大会主催者はフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)、イタリアGP(Italian Grand Prix)の練習走行と予選の前に縁石を撤去した。(c)AFP