【9月7日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で通算2度の世界制覇を誇るフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が6日、2021年のレギュレーション次第でF1に復帰する可能性を示唆した。

 マクラーレン(McLaren)で不本意な結果が続き、昨季限りでF1から「引退」したアロンソは、F1復帰を検討するかもしれないとしながらも、具体的にどこかのチームと接触したか問われると、謎めいた答えを口にした。

 アロンソは英テレビ局スカイスポーツF1(Sky Sports F1)とのインタビューで、「どうなるかな」とすると、「F1以外で臨むべきいくつかのチャレンジを検討する必要がある」「インディ500とか、まだ志半ばのものがいくつかあるからね。2021年の新しいレギュレーションに関しては、良い方向にいきそうだと思うし、今よりも違ったF1になるかもしれない」と語った。

「自分が昨年F1を去ったのは、現在のように一つのチームが支配していて、レースがあまりにも予想できてしまうからだ。だけど、2021年は変化が起きそうで、良い機会になるかもしれない」

 第14戦イタリアGP(Italian Grand Prix)を控え、マクラーレンのアンバサダーとしてモンツァ・サーキット(Monza Circuit)のパドックに姿を見せたアロンソは、詳しい話は避けながらも具体的に復帰について話をしているチームがあるか聞かれると、笑いながら「いつもさ」と回答。また、現在は来年1月のダカールラリー(Dakar Rally)参戦に向けたテストに臨んでいると明かした。

 仮に2021年シーズンにF1に復帰した場合、そのときすでに39歳になっているアロンソは、年間22レースをこなすことについては不安があると認め、「22レースはノンストップだ」「かなりの負担になる。どうかな、もう年を取っているからね!」と話した。(c)AFP