【8月22日 AFP】イタリア・セリエA、ユベントス(Juventus)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は21日、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)と長年しのぎを削ってきたことが自身を「より優れた選手に」したとし、「健全な」ライバル関係を楽しんでいると話した。

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 2018年にユベントスに移籍したロナウドは母国ポルトガルのテレビ局TVIで、「彼のキャリアには本当に感服している。それは彼も同じで、僕がスペインを離れる時に彼は残念だと言っていた。彼もライバル関係の大きさを分かっていたから」とコメントした。

「素晴らしいライバル関係だが、唯一無二ではない。マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)にはバスケットボール界でライバルがいたし、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)にはアイルトン・セナ(Ayrton Senna)とアラン・プロスト(Alain Prost)がいた。彼らに共通するのは健全な関係だったということ」

 ロナウドとメッシはそれぞれバロンドール(Ballon d'Or)を通算5度受賞しているが、同賞を争うことで互いを高め合ってきた。

「メッシが僕をより優れた選手にしてくれたことに疑いはないし、逆もまたそうだ。僕がトロフィーを獲得している時は彼は悔しいだろうし、それは彼が勝者になっている時の僕も同じだ」「最高にプロフェッショナルな関係を築いている。15年間も同じ瞬間をともにしてきたからね」

 その一方でメッシとプライベートでの付き合いはないと認め、「ディナーをともにしたことはないが、将来どうなるかは分からない。そうすることに問題は見当たらないよ」と付け加えた。(c)AFP