【8月22日 CNS】ミャンマーのメディア「ゴールデンフェニックス( Myanmar Golden Phoenix)」によると、ミャンマー国際航空(Myanmar Airways International、MAI)運輸局のウ・イェ・ドゥ・アン(U Ye Htut Aung)副局長は「中国の16の主要都市とヤンゴンとの路線を開設している中国の航空会社10社が、さらに多くの路線開設を求めている」と明かした。ミャンマーへの中国人観光客が急増していることに対応した措置だ。

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 2019年1月から7月にかけて、中国の海南航空(Hainan Airlines)、四川航空(Sichuan Airlines)、中国東方航空(China Eastern Airlines)などは、ヤンゴン空港(Yangon International Airport)と中国の主要都市との間に新しい路線を開設した。ヤンゴン線を運航している中国の航空会社は10社あり、ミャンマー中部のマンダレー国際空港(Mandalay International Airport)に運航している中国の航空会社も6社ある。

 ミャンマー側では、ミャンマー・ナショナル航空(Myanmar National Airlines)とミャンマー国際航空も中国の主要都市に運航している。

 ウ・イェ・ドゥ・アン氏は「最近も、MAIが中国へ新たな路線を開設した。中国からも新しい航空会社がヤンゴンに新しい路線を開設したいと交渉が来ている」と活発な取引を語る。

 中国の主要都市からヤンゴン空港へのフライトの新設、増加やビザ緩和などにより、2019年にヤンゴン空港から入国する中国人観光客は、前年と比べ140%も増えた。

 2019年上半期、ミャンマー政府がビザ緩和を実施した対象国の中で、中国人観光客は140%増加、韓国人観光客は84%増加、日本人観光客は24%増加した。

 2019年1月から6月にかけて、中国の海南航空、四川航空、中国東方航空、アモイ航空(Xiamen Airlines)、春秋航空(Spring Airline)は、重慶(Chongqing)、成都(Chengdu)、フフホト(Hohhot)、武漢(Wuhan)、上海、アモイとヤンゴン空港との間に新しい路線を開設した。2019年6月末の統計によれば、中国からの観光客は32万人に上る。(c)CNS/JCM/AFPBB News