ベイルが開幕前最後の試合に出場、ジダン監督の構想入りの可能性も
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【8月12日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のギャレス・ベイル(Gareth Bale)は11日、ASローマ(AS Roma)とのプレシーズンマッチに出場し、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督の下で再び自分の居場所を取り戻す可能性が出てきている。
ベイルはスタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で行われた試合に後半途中から出場した。試合は2-2で迎えたPK戦の末にレアルが敗れた。
週末にリーグ開幕戦を控えるレアルは、これで7試合のプレシーズンマッチがすべて終了。ベイルはそのうち3試合にしか出場しておらず、いずれもベンチからピッチに立った。また、同じく退団がうわさされるハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)は、この日の試合にベンチ入りすらしなかった。
ジダン監督は試合後、「ベイルとハメスはレアル・マドリードの選手だ。8月31日まではどんなことも起こり得るが、私はすべての選手を信頼している」とコメントした。
また、獲得する可能性があるパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)についても質問されたが、この件に言及することは拒んだ。
PSG退団を熱望しているとされ、古巣FCバルセロナ(FC Barcelona)復帰が報じられるネイマールについてジダン監督は、「われわれは今ある戦力とここにいる。そのことだけを考えている」と述べるにとどめた。
ジダン監督は復権に挑む今季のレアルのプランにベイルは入っていないと明言していて、ウェールズ代表の同選手はレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)、フェネルバフチェ(Fenerbahce)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との直近3試合を欠場していた。
しかし中国行きが破談に終わり、イングランド・プレミアリーグの移籍期限が過ぎたことを受け、ベイルはローマ戦のメンバーに入って最後の30分間でプレー。サイドネットの外側に突き刺さるシュートを放ったほか、92分には枠をわずかに外すなど、チームに決勝点をもたらしそうな場面をつくった。
レアルはセルタ(Celta de Vigo)とのリーグ開幕戦を17日に控えており、ジダン監督がベイルを招集するか注目される。(c)AFP/Thomas ALLNUTT