【特集】AFPの写真とともに振り返るラグビーW杯 1987-2015
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■1991年大会
開催国:イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド、フランス
決勝:イングランド対オーストラリア(6-12)/会場:トゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium、英ロンドン)
3位決定戦:ニュージーランド対スコットランド(13-6)
第2回大会の開催を任せられると、ホームネーションズ(イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド)は即座に反対の声を取り下げた。5か国共催の大会は、前回と同じ16チームで行われたものの、今回は予選が行われて旧西サモアが参戦。英カーディフで行われたプール戦では、ウェールズに番狂わせを演じて大会に衝撃をもたらした。
準決勝のスコットランド対イングランドは、展開の読めない接戦となった。イングランドはギャビン・ヘイスティングス(Gavin Hastings)がゴールポスト手前からペナルティーゴールを外すという今も消えない悪夢に直面しながらも、スコットランドに辛勝して決勝に進出。
しかし、ウィル・カーリング(Will Carling)を擁するイングランドは、トゥイッケナム・スタジアムでの決勝を前にオーストラリアのデビッド・キャンピージ(David Campese)のコメントに振り回され、ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)にまんまと裏をかかれてしまった。
かくして、ウェブ・エリス・カップは南半球に再び渡った。