【7月28日 AFP】サッカー国際親善大会、楽天カップ(Rakuten Cup 2019)が27日、ノエビアスタジアム神戸(Noevir Stadium Kobe)で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は元所属のアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)擁するヴィッセル神戸(Vissel Kobe)に2-0で勝利した。21歳のカルレス・ペレス(Carles Perez)が、トップチーム初得点を含む2ゴールを挙げた。

 神戸はイニエスタとダビド・ビジャ(David Villa)、セルジ・サンペール(Sergi Samper)がかつての所属チームとの対戦となったが、質の高い2ゴールで主役になったのは、バルセロナの下部組織出身のペレスだった。

 ペレスは味方とのワンツーでペナルティーエリア内へ進入し、相手GKの股を抜くシュートで先制点を決めると、終了間際には左足で見事なシュートを決めた。試合後には「バルサでの初ゴールだったし、2点目も決めることができてうれしい」「この偉大なチームで得点することが子どもの頃からの夢だった」と話した。

 イニエスタにも得点チャンスはあったが、強烈なシュートは枠をわずかに外れ、集まった2万8000人のファンはため息をついた。イニエスタは「バルセロナがここへ来て、試合をできたことをうれしく思う。良い試合だったし、僕らも良いプレーをした」と話した。

 スペイン代表としてW杯(World Cup)を制し、バルセロナで30個以上のトロフィーを獲得したイニエスタは、2018年5月に3000万ドル(約32億8000万円)と報じられた年俸で神戸と契約し、今季途中からはチームの主将を務めている。

 一方のバルセロナは、23日に行われたチェルシー(Chelsea)との楽天カップ初戦を1-2で落としたが、1勝1敗で日本遠征を終えた。(c)AFP