【7月25日 AFP】スーダン軍は24日、今月11日に発覚したクーデター未遂事件に絡み、統合参謀本部議長のハシム・アブデル・モタリブ(Hashim Abdel Mottalib)将軍と国家情報治安局(NISS)の将校らを逮捕したと発表した。

 軍によると、クーデターの狙いは、4月に失脚したオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)前大統領派の復権だったという。長期にわたって強権支配を敷いたバシル氏は、数か月に及ぶ抗議デモの末、軍事クーデターにより解任・拘束された。

 スーダン軍は声明で、クーデター計画のリーダーはアブデル・モタリブ統合参謀本部議長だったと説明。「イスラム運動(Islamic Movement)や(バシル体制下での与党)国民会議党(NCP)の指導者ら」も逮捕されたと述べている。

 スーダン軍は今月11日、クーデター計画を未然に阻止し、退役軍人5人を含む将校12人を逮捕したと発表。治安部隊が首謀者の捜索を続けていた。(c)AFP