【7月24日 AFP】インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)は23日、米メリーランド州ランドバー(Landover)で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はアーセナル(Arsenal)に2点を奪われるも、退団がうわさされるギャレス・ベイル(Gareth Bale)の得点などで追いつき、迎えたPK戦を3-2で制した。

 ベイルは1-3で敗れた20日のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦を欠場していたが、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は22日、チームが売却に向けて動く中、同選手は試合に向けた身支度を拒否したと明かしていた。

 10分、アレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)にPKを決められたレアルは、その後ピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)にも追加点を許し、両チームともに退場者を出した前半はアーセナルが2-0とリードして終了した。

 それでもレアルは56分、ベイルがこぼれ球を押し込んで1点を返すと、その3分後にはマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)のクロスにマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)がうまく合わせ、試合を振り出しに戻した。

 PK戦で1人目のキッカーを務めたベイルのシュートはGKエミリアーノ・マルティネス(Emiliano Martinez)に簡単に防がれたが、最終的にはレアルが勝利を収めた。

 試合後、ジダン監督はベイルについて「彼は良いパフォーマンスを見せた。満足している」「何が起きるかは分からないが、現時点では彼はこのチームにいるし、状況は何も変わっていない」と話した。(c)AFP