全英OP初日出遅れのウッズ、今後は大会数を減らす意向
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【7月19日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのメジャー第4戦、第148回全英オープン(The 148th Open Championship)は18日、北アイルランドのロイヤル・ポートラッシュ・ゴルフクラブ(Royal Portrush Golf Club)で開幕し、米国のタイガー・ウッズ(Tiger Woods)は7オーバーの144位タイと大きく出遅れた。
一連の故障やスキャンダルに見舞われた後、4月の第83回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2019)でメジャーでは自身11年ぶりにして通算15勝目を記録して世界の注目を集めたウッズだが、年齢と故障を抱える腰が今後のメジャータイトル獲得を難しくするだろうとの認識を示した。
現在43歳のウッズは、脊椎固定術を乗り越えて2017年12月にツアー復帰を果たしたものの、この日は英ポートラッシュ沿岸が風や雨で寒さに見舞われる中、快調なパフォーマンスを示すことができず、「思い通りの動きができていない。残念ながら、もっと動けるようにする必要がある。特にこうしたコンディションでは、ボールをきっちり定めないと」と話した。
「打球が定まっていなかった。すべて左右に飛んでしまい、しっかり打てていなかった」
先月の第119回全米オープン選手権(2019 US Open Championship)後では初めての大会で、早くも敗北を認めつつあるウッズは、今後もメジャー大会でプレーし続けていくためには大会数を減らしていく必要があるとしており、「それは仕方ないことだ。父親としての時間や体の治療だけに時間を割いている」と語った。
「今年の大会数を減らしている理由の一つは、キャリアを長引かせるためであり、少しでも長くプレーしていきたいからだ」
この日も大勢のギャラリーを引き連れていたウッズは、スタートからティーショットにてこずったものの、ショートゲームで挽回して4ホール連続でパーセーブに成功した。
「調整はあまりうまくいっていなかった。動きが悪いから、とにかく一つずつスイングをまとめてコースを攻略していけるようにした」「すると、きょう最高のパーの一つを取ることができた。かなり良いスタートだったが、そこからは下り坂だった」
ウッズは5番、7番、9番、そして10番でボギーをたたいたほか、パー5の6番でダブルボギーを喫するなど、6ホールでスコアを六つ落としてしまった。15番では長いパットをねじ込んでこの日唯一のバーディーを記録し、ギャラリーを沸かせる場面があったが、14番と18番でボギーをたたいてしまい、予選通過すらも危うい状況に直面している。
この日は18番でバーディーを記録した同胞のJ・B・ホームズ(J.B. Holmes)が首位発進し、ウッズは12打差をつけられている。(c)AFP/Kieran CANNING