【7月4日 AFP】スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は3日、ポルトガル1部リーグのベンフィカ(Benfica)から19歳のFWジョアン・フェリックス(Joao Felix)を1億2600万ユーロ(約153億円)で獲得したと発表した。契約期間は7年と報じられている。

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 この移籍金は両クラブにとって最高額であり、歴代でもトップ5に入る。

 アトレティコは、フェリックスがマドリードのプラド美術館(Prado Museum)に展示されている中世の絵画を眺めている映像をツイッター(Twitter)に投稿。フェリックスがカメラに向かって笑顔を見せた映像には、「ようこそ、ジョアン・フェリックス。至高のタレント」というキャプションが添えられた。

 フェリックスは、5シーズンで133得点をマークしたアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)の穴を埋める存在になる可能性がある。

 1億2000万ユーロ(約146億円)の契約解除金が設定されているグリーズマンはアトレティコからの退団をすでに明言しており、FCバルセロナ(FC Barcelona)に加入するとみられている。

 フェリックスとの契約は、アトレティコにとって慌ただしい日に結ばれた。

 アトレティコは同日、FCポルト(FC Porto)からMFエクトル・エレーラ(Hector Herrera)を獲得したと発表。またMFロドリゴ(Rodrigo Hernandez Cascante)が7000万ユーロ(約85億円)でイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に移籍することも明らかにした。

 アトレティコは24歳のMFマルコス・ジョレンテ(Marcos Llorente)を4500万ユーロ(約55億円)で補強しており、すでに中盤を強化していた。

 ウイングとセンターフォワードの両方でプレーできるフェリックスは、昨季ベンフィカで43試合に出場し20得点をマーク。チームのリーグ優勝に貢献するなど、飛躍の一年を送った。(c)AFP