【7月4日 AFP】コパ・アメリカ(2019 Copa America)は3日、準決勝が行われ、ペルーが前回王者のチリを3-0で下し、44年ぶりの決勝進出を果たした。

 エディソン・フローレス(Edison Flores)、ジョシマール・ジョトゥン(Yoshimar Yotun)、パオロ・ゲレーロ(Paolo Guerrero)のゴールで3得点を挙げたペルーは7日、マラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)でブラジルとの決勝に臨む。

 この番狂わせにより、2015年、2016年の決勝でともにアルゼンチンを下して優勝したチリの黄金世代による大会3連覇への挑戦は幕を閉じた。そして、サンパウロ(Sao Paulo)で6日に行われる3位決定戦では、過去2大会の決勝同様、チリとアルゼンチンが激突することになった。

 グループステージでブラジルに0-5で敗れたペルーは、決勝トーナメントではほとんど期待されていなかったが、ウルグアイとの準々決勝でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定に3度救われるなどし波に乗ると、チリ戦では完全に自信を取り戻した。

 ブラジル戦の戦犯となったペルーのGKペドロ・ガジェセ(Pedro Gallese)は、ウルグアイとのPK戦でルイス・スアレス(Luis Suarez)のシュートをセーブしチームの勝ち上がりに貢献し、この日も相手のPKを止めるなど好セーブを連発した。(c)AFP