【6月8日 AFP】ブラジルサッカー連盟(CBF)は7日、負傷のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の代役として、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するウィリアン(Willian Borges da Silva)をコパ・アメリカ(2019 Copa America)に臨む同国代表に追加招集した。

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 ブラジルメディアは移籍金世界最高額のネイマールの代役はスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に在籍するビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)、またはプレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)でプレーするルーカス・モウラ(Lucas Rodrigues Moura da Silva)と予想していたため、30歳のウィリアン招集は驚きをもって迎えられた。

 CBFは「大会規則にのっとり、CBFは南米サッカー連盟(CONMEBOL)にネイマールのけがに関する医療レポートを提出した。許可が下りたのでその選手(ウィリアン)は招集された」と発表している。

 2013年からチェルシーでプレーするウィリアンは、ブラジル代表としてW杯過去2大会に出場。チェルシーが4-1で勝利した5月29日のアーセナル(Arsenal)とのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)決勝は途中出場だった。代表65キャップのウィリアンの最後の代表戦は、昨年11月のカメルーン戦となっている。

 ネイマールはブラジルが2-0で勝利した5日のカタールとの国際親善試合で足首を負傷。コパ・アメリカ欠場が決まり散々な一年となった。なお、本人は強く否定しているものの、ネイマールは女性に性的暴行を加えた疑いをかけられている。

 カタール戦は負傷により試合開始から20分足らずでピッチを後にしたネイマールはベンチへと戻り、手で顔を覆い取り乱した様子だった。

 ネイマールの所属先であるフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)は6日、クラブの医療スタッフが「72時間以内にリハビリのプロセスを決定し、復帰までにかかる時間を見定める」としている。(c)AFP