【6月8日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2019)は7日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と第4シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)の一戦は、第3セット途中で順延となった。

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 またしても、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)がスケジュールに打撃を受けた。主催者側は天候の悪化により順延の判断を下したが、現地時間午後6時45分(日本時間翌午前1時45分)に試合が中断となった後、会場の上空は明るくなっており、理屈の上ではあと2時間はプレーが可能な状況だった。

 中断時のスコアは6-2、3-6、3-1で、ティエムがリードしている。試合再開は、8日午前11時(同午後6時)となっている。

 この試合の勝者は、第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と対戦する。11度の優勝を誇るナダルは、同日、第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を6-3、6-4、6-2で退けている。

 ジョコビッチは、コート上に吹く強風で土ぼこりが舞うコンディションにいら立ちを募らせ、アンパイアに対して「極端な風」の規則はないのかと尋ねる場面もあった。トーナメントディレクターを務めるギー・フォルジェ(Guy Forget)氏は、夜には最大で時速80キロメートルの強風が予想されていたことから順延を決めたと明かしている。(c)AFP