【6月4日 AFP】前週末に交通事故で亡くなったサッカー元スペイン代表FWホセ・アントニオ・レジェス(Jose Antonio Reyes)氏の葬儀が3日、母国スペインで行われ、数百人が参列した。

 ユース時代を過ごし、プロとして頭角を現したセビージャFC(Sevilla FC)の旗がかけられたレジェス氏のひつぎは、故郷であるウトレラ(Utrera)の街中を回った後、地元の教会で葬儀が執り行われた。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)やイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)でプレーしたレジェス氏は1日、セビリア(Seville)からウトレラに向かう幹線道路で交通事故に遭い35歳で亡くなった。

 事故現場の写真には、焼け焦げた状態で逆さになった車が写っていた。

 日刊紙ディアリオ・デ・セビリア(Diario de Sevilla)は、レジェス氏が事故当時に時速200キロメートルで車を運転していたと報道。またスポーツ紙ムンド・デポルティーボ(Mundo Deportivo)は、警察の報告書を引用し、レジェス氏は時速237キロメートルで走行していたと伝えた。

 アーセナルで、2003-04シーズンのプレミアリーグで無敗優勝を成し遂げた「インビンシブルズ」の一員となったレジェス氏は、その後はレアルやアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)でもプレー。

 ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)では5度の優勝を経験し、アトレティコで2度、セビージャで3度トロフィーを掲げた。

 2003年から2006年にかけてはスペイン代表で21試合に出場し4得点をマーク。レアルやポルトガル1部リーグのベンフィカ(Benfica)では国内リーグを制している。(c)AFP