【5月26日 AFP】サッカーブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が25日、同国テレゾポリス(Teresopolis)の国立トレーニングセンターで行われた代表チームの練習に参加した。

 すでにブラジル代表は来月に同国で開催されるコパ・アメリカ(2019 Copa America)を控え、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)近郊のテレゾポリスで準備を開始している。ネイマールはこの日、予定より3日早く合流した。

 ヘリコプターで降り立った27歳のネイマールは、ブラジルサッカー連盟(CBF)がソーシャルメディアに投稿した動画の中で「プレッシャーは多いが、サポーターの応援に加え、同じ方向を見つめているときの僕らは誰にも止められない」「ここ(母国)では2回大会を経験している。良い面と悪い面、どちらも知っている」と話した。

 フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するネイマールは、まさかの敗北を喫した先月のフランス杯(French Cup 2018-19)決勝後にファンを殴打したことで3試合の出場停止処分を受け、シーズンの最後の2試合を欠場した。

 今回のファンとの一件を受け、ブラジル代表を率いるチッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督はネイマールからキャプテンシーを剥奪することを検討しており、数日中に話し合いの場を持つ予定になっている。

 過去8回の優勝を誇るブラジルは、6月14日に開幕するコパ・アメリカでグループAに入り、ボリビア、ベネズエラ、ペルーと対戦する。大会前にはカタール、ホンジュラスとの親善試合を行う予定となっている。(c)AFP