【5月21日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は20日、退団の可能性をほのめかしていたキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が来シーズンも残留すると主張した。

 リーグ1の年間最優秀選手賞に選出された20歳のエムバペは19日、「今のチーム、あるいはその他のチームで責任」を求めていると発言。その後、「言わなければならないことを言ったまで。ステージではメッセージを発信できる。自分の考えを伝えられたと思う。あれ以上は話しすぎだし、僕が言いたい内容ではなくなる」と自身の発言について説明していた。

 しかし、PSGはツイッター(Twitter)に「われわれとキリアン・エムバペは2年にわたり強い絆で結ばれてきた。そして、この物語は来シーズンも続く」「今はクラブの歴史の重要な1ページを共に刻むことが大いに期待されており、主力選手全員がそれぞれの役割を果たし、チームのために戦わなくてはいけない」と投稿した。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)が獲得を試みていると報じられる中、エムバペが19日に話した内容は、移籍が既定路線であるかのようだった。

 2017年にリーグ1を制したASモナコ(AS Monaco)で躍進を果たしてから、エムバペはレアルへの移籍が繰り返しうわさされてきたが、結局はローン移籍を経て、1億8000万ポンド(約252億円)の移籍金でPSGに渡った。しかし、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督のレアル復帰以降、エムバペのスペイン移籍のうわさは過熱している。

 エムバペは現在、PSGと2023年までの契約を結んでいる。(c)AFP