【5月15日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が所有するレストランで働いていた男性が、飲酒運転により死亡した事故について、ウッズが「悲しい」と口を開いた。

 芸能情報サイト「TMZ」によれば、死亡したのは米フロリダ州ジュピター(Jupiter)のレストランでバーテンダーとして働き、ウッズとも個人的に知り合いだったというニコラス・イメスベルガー(Nicholas Immesberger)さん(24)で、イメスベルガーさんの両親は事故の責任があるとしてウッズらを訴えている。

 第101回全米プロゴルフ選手権(2019 PGA Championship)の開幕を前にした記者会見で、この訴訟問題について質問されたウッズは、「みんな、ニックの死をとても悲しんでいる」「つらい夜だったし、つらい終わり方だった。彼と、家族全員に対して残念に思っている。すごく悲しいよ」とコメントした。

 TMZによれば、イメスベルガーさんは2018年12月10日、勤務時間が終わった後に店で「泥酔」するまで酒を出されてから車に連れて行かれ、帰宅途中に運転を誤って事故死した。血中アルコール濃度は基準値の3倍以上に達していたという。

 このことに対して、イメスベルガーさんの両親は、ウッズと、その恋人で採用を担当したレストラン支配人のエリカ・ハーマン(Erica Herman)さんを訴えている。

 両親は訴状で、イメスベルガーさんが「飲酒の常習者」であることを、事故の数日前に一緒に飲んだウッズとハーマンさんは「知っていて当然」と主張し、「スタッフや顧客が飲み過ぎないよう、従業員や経営者を指導する直接の責任があった」とウッズを名指しで訴えている。訴訟はパームビーチ郡(Palm Beach County)で起こされ、両親は1万5000ドル(約165万円)以上を請求しているという。(c)AFP