【5月11日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は10日、敏腕代理人ミノ・ライオラ(Mino Raiola)氏に科されたイタリアでの3か月の活動停止処分の範囲を、全世界に適用すると発表した。

 マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のポール・ポグバ(Paul Pogba)やオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)のマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)、ユベントス(Juventus)のモイゼ・ケアン(Moise Kean)らを顧客に持つライオラ氏とそのいとこで同じく代理人のヴィンチェンツォ・ライオラ(Vincenzo Raiola)氏は8日、イタリアサッカー連盟(FIGC)から活動停止処分を受けていた。FIGCは処分理由を明らかにしていない。

 FIFAは発表の中で、規律委員会の会長がFIGCから両氏に科された処分を世界規模で適用する決断を下したと発表。ライオラ氏は3か月、ヴィンチェンツォ氏は2か月活動停止になるという。

 ライオラ氏は、FIGCを「貧弱で存在しないも同然」と呼び、最近の人種差別に関する論争をこき下ろすなどした自身の批判が今回の処分の原因だと主張しており、法的措置を取ると述べている。(c)AFP