オーストラリア中銀が失態、50豪ドル紙幣にスペルミス
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【5月9日 AFP】オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が昨年発行した新50豪ドル(約3800円)紙幣で、印刷された文章の中に誤植が見つかった。
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昨年10月に発行された新紙幣には最新の偽造対策が複数施されており、その一つとして同国初の女性国会議員となったエディス・コーワン(Edith Cowan)氏の演説がマイクロ文字で印刷されている。しかし、偽造対策に使われた技術の中にスペルチェッカーは入っていなかったようだ。
印刷されているのはコーワン氏が1921年に行った演説の一部分だが、その中で「responsibility」とつづるべきところが、「responsibilty」とつづられ、3個目の「i」が抜け落ちていた。文字の大きさは、裸眼でやっと確認できる程度。
発行から7か月たって初めて発見された誤植についてRBAは9日、認識していることを明らかにしたが、すでに出回っている紙幣を回収する予定はなく、「次回印刷分から訂正する」としている。(c)AFP