【5月8日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2019)は7日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-4、6-2でテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)に快勝し、3度目の大会制覇へ好発進を切った。

 フリッツをわずか65分で一蹴し、昨年は早期敗退に終わったマドリード・オープンで16強入りを果たした世界ランキング1位のジョコビッチは「きょうは自分のサーブが非常に効果的だった。それが大きなアドバンテージになった」と語った。

 また、今月開幕の全仏オープンテニス(French Open 2019)で4大会連続の四大大会(グランドスラム)優勝を目指すジョコビッチは「序盤は拮抗(きっこう)していたが、第2セットは相手のサーブをうまく読むことができ、1球多くコートに返せた」「安定した大会初戦を戦えたと思う」と話した。

 その他の試合では、第9シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が4-6、6-3、6-4でジャン・レナード・ストラフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)に逆転勝ちを収めた。

 1回戦の試合では、今大会を最後に現役を引退する37歳のダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)が6-4、4-6、6-4で同胞のロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut)を下し、前年覇者で第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)との2回戦へ駒を進めた。

 スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は6-2、6-3でピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert、フランス)に勝利し、初戦突破を果たした。

 グランドスラム通算3勝を誇るノーシードのワウリンカは次戦、第12シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)を6-2、1-6、6-3で破ったギド・ペラ(Guido Pella、アルゼンチン)と顔を合わせる。

 これがモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2019)以来となる復帰戦となった第10シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)は6-4、6-3でカイル・エドモンド(Kyle Edmund、英国)を下し、2回戦進出を決めた。(c)AFP/Bill SCOTT