【5月11日 Xinhua News】中国湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)にある第5世代移動通信システム「5G」スマート工場は、中国信科集団武漢虹信と中国移動湖北が共同で設立した5Gイノベーションラボで、中国初の5Gスマート生産ラインがここで稼働している。

 中国移動湖北5G弁公室プロジェクトマネジャー 毛騫(Mao Qian)さん

 現在、工場全体の生産ラインは主に5G技術を用いており、5G室内には無線技術と5Gのモバイルエッジコンピューティング(MEC)技術があります。生産ラインと工場全体は「5G無線+5G MEC+モバイルクラウドコンピューティング」という三つを一体化したネットワーク構成の下で建設しました。

 同工場は以前、華中地域で最大規模かつ自動化が最も進んだ無線製品製造拠点だった。工場建設後、「5G無線+5G MEC+モバイルクラウドコンピューティング」のネットワークモデルを導入し、ポイントツーポイント接続やデータのクラウド化、横方向の多工場間協力、縦方向のサプライチェーン相互接続を実現し、5Gに基づくオペレーション制御により、工場のスマート化管理が可能となり、生産効率は建設前から30%以上向上した。

 武漢虹信5Gスマート工場工芸部マネジャー 謝光煒(Xie Guangwei)さん

 産業ネットワークの重要な点は、産業のスマート化発展を推進する必要があることです。現在の通信技術には限界があり、われわれの設備を制御するためには画像認識を行う必要があり、タイムラグやデータ量が非常に大きいです。5Gの場合、画像や映像に対しても、より深いレベルの機械学習が可能となります。

 武漢市は中国初の5Gネットワークの試行都市として、昨年には工業・情報化部が重点プロジェクトである5G大規模技術試験を開始しており、既に100カ所規模の5G試験ネットワークを構築。5Gネットワーク技術とネットワーク構築方法の全シーンにおける試験を完了している。(c)Xinhua News/AFPBB News