【5月7日 AFP】サッカー元ロシア代表のパベル・ママエフ(Pavel Mamaev)被告とアレクサンドル・ココーリン(Alexander Kokorin)被告が酒に酔って暴行した罪に問われている裁判で、検察側が6日、最大で禁錮18月を求刑した。インタファクス(Interfax)通信が報じた。

 同国プレミアリーグのFCクラスノダール(FC Krasnodar)に所属するMFママエフ被告とFCゼニト(FC Zenit)に所属するFWココーリン被告は、2018年10月にモスクワ市内の高級カフェで産業貿易省の官僚2人に襲い掛かった様子が現場のビデオ映像で確認され、現在はその裁判にかけられている。

 特に被害者の一人である韓国系のデニス・パク(Denis Pak)さんは、椅子で殴られていた様子が映し出されていた。

 検察側はココーリン被告に対して禁錮1年6月、ママエフ被告には同1年5月を求刑。裁判では通常、求刑を上回る量刑が科せられることはない。

 ロシア代表で2017年以降プレーしていないココーリン被告と、最後に代表に選出されたのは2016年のママエフ被告は、事件当日の早朝にモスクワ市内の駐車場でテレビキャスターを務める女性の車の運転手に暴行を加えて入院を必要とするけがをさせたほか、女性の車を破損させており、この件でも刑事捜査が行われている。(c)AFP