【5月5日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは4日、第37節の試合が行われ、退場者を2人出したトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はボーンマス(AFC Bournemouth)に0-1で敗れた。マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督はこの「残酷な」敗戦がトップ4フィニッシュと欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の戦いに悪影響を与えないようにしたいと強調した。

 前半終了間際に相手を不必要に突き飛ばして孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)が退場したトッテナムは、48分には後半からピッチに立ったアルゼンチン人DFフアン・フォイス(Juan Foyth)が危険なタックルで一発退場となった。

 両チーム無得点のままアディショナルタイムを迎え、トッテナムは勝ち点1を確保したかにみえたが、ボーンマスはナタン・アケ(Nathan Ake)がゴールを決めた。

 トッテナムは敵地ディーン・コート(Dean Court)で勝利すれば4位以内を確定させることができたが、この結果チェルシー(Chelsea)は5日にワトフォード(Watford FC)に勝利すれば3位に浮上し、同日アーセナル(Arsenal)はブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に勝てばトッテナムとのポイント差は1となる。

 公式戦ここ15試合で9敗目を喫したトッテナムは、5日の結果次第では12日に行われるエバートン(Everton)との最終節で勝たなければ5位に転落する可能性がある。チャンピオンズリーグ準決勝第1戦でアヤックス(Ajax)に0-1で敗れたトッテナムは、8日の第2戦で逆転するための準備としては最悪の結果となった。

 また、最終節までプレミアリーグ残留の可能性を残したかったカーディフ・シティ(Cardiff City)だったが、クリスタルパレス(Crystal Palace)に2-3で敗れて降格が決まった。

 28分にウィルフレッド・ザハ(Wilfried Zaha)に先制点を許したカーディフは、その3分後にオウンゴールで追いついて望みをつないだ。しかし40分にミシ・バチュアイー(Michy Batshuayi)にゴールを決められたカーディフは、さらに70分にアンドロス・タウンゼンド(Andros Townsend)に加点され、90分にボビー・リード(Bobby Reid)が1点を返したものの手遅れだった。

 この結果、17位ブライトンとの差が残り1試合で4ポイントとなったカーディフは、すでに降格が決まっているハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)、フラム(Fulham)とともに来季は2部で戦うこととなった。

 今季プレミアに昇格したカーディフは、ここ11試合で9敗したことが響き、1年でチャンピオンシップリーグ(2部)に戻ることとなった。加入が決まっていたエミリアーノ・サラ(Emiliano Sala)選手が飛行機事故で死亡する悲劇があった今季は、カーディフにとって簡単に忘れることができないシーズンになる。(c)AFP/Steven GRIFFITHS