【5月2日 AFP】ボクシング、WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)の次戦の相手が、アンディ・ルイス・ジュニア(Andy Ruiz Jr、米国)に決まった。1日にジョシュアのプロモーターが発表した。試合は6月1日に米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)で行われる。

 当初、ジョシュアはジャレル・ミラー(Jarrell Miller、米国)と対戦する予定だったが、同選手が薬物検査で失格になったため、メキシコ系米国人のルイス・ジュニアが代役となった。

 米カリフォルニア州生まれで29歳のルイス・ジュニアは、「ぞくぞくする。最高に楽しみだ」とコメントしている。

 ルイス・ジュニアはまた、元世界ライト級王者のフリオ・セサール・チャベス(Julio Cesar Chavez)氏や、元世界ヘビー級王者のマイク・タイソン(Mike Tyson)氏、イベンダー・ホリフィールド(Evander Holyfield)氏、レノックス・ルイス(Lennox Lewis)氏らを引き合いに出しつつ、「歴史をつくるチャンスだ。そうした偉大なボクサーの一人になり、彼らの輪に加わりたい」と述べた。

「タイトルをメキシコに持って帰る。そして家族の生活や、自分や子どもの人生を変える」

 ルイス・ジュニアはプロ通算33戦で32勝を挙げており、WBO世界ヘビー級王座決定戦でジョセフ・パーカー(Joseph Parker、ニュージーランド)に唯一の黒星を喫している。

 一方、22戦全勝のジョシュアは、自身初となる米国での試合でタイトル防衛に臨む。29歳のジョシュアは「ルイス・ジュニアは異なる相手だが、喜んで受け入れよう」「毎週ジムで汗を流してきた。6月1日に戦う相手が誰であろうと、派手に打ち負かす。しっかりとファイトマネーを回収する」とコメントした。(c)AFP