【4月27日 AFP】陸上ハーフマラソンの世界記録保持者、アブラハム・キプタム(Abraham Kiptum、ケニア)が26日、生体パスポートに異常が見つかったとして暫定出場停止処分を科され、ロンドン・マラソン(London Marathon 2019)を欠場することになった。陸上競技の不正防止機関「アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」が発表した。

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 AIUはツイッター(Twitter)に、「国際陸上競技連盟(IAAF)の反ドーピング規則に抵触する生体パスポートの違反が判明したケニアの長距離ランナー、アブラハム・キプタムに対し、AIUは暫定資格停止処分を科す」と投稿した。

 29歳のキプタムは、昨年10月にスペイン・バレンシア(Valencia)で開催されたハーフマラソンで58分18秒の世界新記録を樹立。フルマラソンの自己ベストは、2017年のアムステルダム・マラソン(TCS Amsterdam Marathon)で記録した優勝タイムの2時間5分26秒となっている。(c)AFP