【4月27日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が26日、先月の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)でチームの敗退が決定した後に審判に暴言を吐いた問題で、欧州サッカー連盟(UEFA)から来季の同大会3試合での出場停止処分を言い渡された。

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 先月6日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦で、PSGは1-3でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に敗れて大会から姿を消した。ブラジル代表のスター選手であるネイマールはこの試合に出場していなかったが、本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)のスタンドで観戦した後、ソーシャルメディアで審判団に対して「消え失せろ」と言い放った。

 同22日に調査を開始していたUEFAはコメント文を発表し、27歳のネイマールが「審判に対する侮辱・恥辱行為」におよんだと断定。これで同選手は来季のチャンピオンズリーグのグループステージで半分の試合に出られなくなった。

 問題の試合では、後半アディショナルタイムにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によってDFプレスネル・キンペンベ(Presnel Kimpembe)がハンドを犯したとするジャッジが下され、ユナイテッドに試合の行方を決定付けるPKが与えられた。

 これをマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)が決め、ユナイテッドがアウェーゴール差で準々決勝に進出すると、信じられない様子でこれを見ていたネイマールは、試合後に自身のインスタグラム(Instagram)に「あり得ない。テレビの前でスローモーションのリプレーを見ているのは、サッカーを知らない4人」とポルトガル語で書き込んだ。

 報道によると、ネイマールは判定に激怒するあまりに審判の控室に乗り込もうとしてPSGのスタッフに制止されたという。(c)AFP