【4月25日 AFP】スペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス(Luis Rubiales)会長は24日、同国スーパーカップ(Spanish Super Cup)をサウジアラビアで開催するという案について「起こり得ること」と認めた。

 同国のスポーツ紙マルカ(Marca)は23日、RFEFが現在、2020年1月からサウジアラビアでスーパーカップを行うという6年にわたる契約について交渉しているところだと報じていた。

 ルビアレス会長は、マドリードで行われた記者との朝食懇談会の場で「起こり得ること」と述べた。

 報道によれば、RFEFは今回の契約により1年で約3000万ユーロ(約37億円)の収入をもくろんでいるという。ルビアレス会長は「それだけの額に達するのは本当に難しいこと」「できるだけ近い額になるようこれから努力していく」と続けた。

 しかしルビアレス会長は、スペイン1部リーグを主催する同国プロサッカーリーグ機構(LFP)から、この案への反対を受けている。

 LFPは24日、この案に反対する意向を示す発表を行い、「総会での話し合いの結果、この変更案を支持しないことになった」「こうした変更は、リーグの同意を得なければならない」と記した。

 発表の中では、この変更案によって「リーグ日程の重大な見直し」を強いられることになるとも記されていた。

 ルビアレス会長は一方で、リーグ戦と国王杯(Copa del Rey)の王者同士が対戦するという現行のフォーマットを変更したいと考えている。

 ルビアレス会長は、リーグ戦の上位2チームと国王杯のファイナリスト2チームを加えた計4チームを出場させることで、大会の拡大を望んでいる。

 スーパーカップの新しいフォーマットは、29日に行われるRFEFの総会で承認される可能性がある。

 スーパーカップは昨年から一発勝負になっており、モロッコのタンジェ(Tangier)で行われた試合ではFCバルセロナ(FC Barcelona)がセビージャFC(Sevilla FC)を2-1で下している。(c)AFP