ノートルダム大聖堂の火災が鎮火、パリ消防当局
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【4月16日 AFP】(更新)フランスの首都パリの消防当局は16日午前、世界的に有名な建造物であるノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)で発生した火災が鎮火したと発表した。
消防当局者は、出火から約15時間が経過した同日午前10時(日本時間午後5時)ごろ行った記者会見で「火全体が消し止められた。現在は調べを進めている段階だ」と述べた。また、木製の屋根によって火が「非常に速く」延焼したことも明らかにした。
さらに、同日朝に消防隊が重点を置いたのは大聖堂の2つの巨大な鐘楼で、損傷がないよう留意したと説明。
現在の任務は建物を監視し、再燃の危険性がある場所をつぶしていくことだと語り、消防隊員約100人が終日現場にとどまると述べた。
一方、パリ検察は16日、捜査当局が今回の火災を放火ではなく事故として扱っていることを明らかにした。
パリ検察のレミ・エーツ(Remy Heitz)検事は、「意図的な行為であることを示すものは何もない」と述べるとともに、火災をめぐり、現場で働いていた作業員らに事情聴取を行っていると明かした。(c)AFP