【4月8日 AFP】18-19フランス・リーグ1は7日、第31節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はホームでストラスブール(RC Strasbourg)と2-2で引き分けた。PSGはFWエリック・マキシム・チュポモティング(Eric Maxim Choupo-Moting)がゴールライン上で信じられないミスを犯し、史上最速タイとなる8試合を残しての優勝を成し遂げる機会を逃した。

 先に行われた試合で2位リール(Lille OSC)がスタッド・ランス(Stade de Reims)と1-1のドローに終わっていたため、PSGはフランスリーグ杯(French League Cup 2018-19)を制したばかりのストラスブールに勝利すれば直近7シーズンで6度目の優勝が決まるという絶好のチャンスを獲得。選手もそれを知った上でこのホームゲームに臨んだ。

 迎えた試合では、チュポモティングが序盤に先制点を挙げたが、その後の前半途中、ゴールライン上に立っていた同選手が、ネットに吸い込まれようとしていた味方のクリストファー・エンクンク(Christopher Nkunku)のシュートに触り、どういうわけかポストに当ててしまった。

 チュポモティングは仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)に対し、「自分がオフサイドではないかと思った。一瞬の出来事だった。ボールに触ったらポストに当たってしまった。ボールはゴールに入ろうとしていたから、とても残念」「申し訳なく思う」と話した。

 PSGは前半、チュポモティングが今季のリーグ戦3点目を決めて先制に成功したが、26分にヌーノ・ダ・コスタ(Nuno Da Costa)の得点で同点に追いつかれると、38分にはアンソニー・ゴンサウベス(Anthony Goncalves)のゴールで逆転を許した。

 60分になるとPSGはキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)を投入したが、同点ゴールを挙げたのは途中出場した他の選手だった。PSGは82分、ユリアン・ドラクスラー(Julian Draxler)のCKにティロ・ケーラー(Thilo Kehrer)が頭で合わせ、試合を振り出しに戻したが、昨年12月のアウェーゲームでドローを強いられた中位のストラスブールに対し、またしても勝ち点1しか挙げられなかった。

 2位に20ポイントの大差をつけ、消化試合数も一つ少ないPSGは、今週末に行われるリール戦で引き分け以上の結果を残せば、8度目のリーグ制覇が決まる。(c)AFP/Andy SCOTT