【4月4日 東方新報】世界で初めての行政エリア用第 5 世代(5G)移動通信システムネットワークが3月31日、上海市虹口区(Hongkou)で完成し、試験運用が開始された。虹口区で開かれたスタート式では、携帯電話による初めての5G通話のデモンストレーションなどが行われた。中国国際放送局(CRI)が報じた。

 虹口区には現在、5G基地局が228か所設置されており、固定回線のブロードバンドネットワークと5Gネットワークが全域をカバーしている。これにより、固定回線ブロードバンドネットワークとモバイルネットワークともに毎秒ギガバイト級の通信網でカバーされる世界初のエリアとなった。

 上海は年内に1万か所の5G基地局を完成させる予定で、2021年までに3万か所に増やし、5Gネットワークの拡大を実現することになる。(c)東方新報/AFPBB News