【3月29日 AFP】シリアとイラクでイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」を掃討する米主導の有志連合は28日、米軍主導の「不動の決意作戦(Operation Inherent Resolve)」の空爆で2014年8月から今年2月末までの間に、少なくとも1257人の民間人が犠牲になったと発表した。空爆は計3万4038回行われたという。

 一方、世界各地で空爆による民間人の犠牲者を監視するNGO団体「エアウォーズ(Airwars)」は、有志連合による空爆で少なくとも7595人の民間人が殺害されたと推計している。この人数は有志連合が発表した数字を大きく上回っている。

 有志連合による統計は、この数週間に行われた最後のIS掃討作戦における空爆の犠牲者を考慮に入れていない。(c)AFP